Tepung Talam

1日カフェのシェフ、奈緒子シャンティです。

本名は佐々木奈緒子ですが、1日カフェのイベントでちょっと変わった名前を名乗ることにしました(笑)。

これから少しずつ、<〜One Day Cafe〜 Healing Arts CC>の魅力をお伝えしていきたいと思います。

 

今回のカフェの料理テーマは、マレーシア&インド。

インド料理を食べたことがある方は多いのではないかと思いますが、マレーシア料理はどんなものなのかご存知ない方も多いかと思います。

ましてや、マレーシアのお菓子など、さらにマニアックな代物でしょう。

 

かくいう私も、1年くらい前まではほとんどそんな感じだったのですが、私がヒーリング・アーツを学ばせていただいている高木一行先生から、「(日本で)マレー菓子が売っているところがないか探して欲しい」というお話があったのです。

 ※ヒーリング・アーツ:高木一行先生が創始された健康法、心身調律法でもあり、ヒーリング・アーツを藝術[げいじゅつ]方面へと応用した道「ヒーリング・フォトグラフ」等もあります。

何にも知らない私は、「マレー菓子って何?」という状態で、さらにどういうお菓子が好まれるのか尋ねたところ、「クエ」がお好きだとのこと。

なんだかよくわからないけれどスイッチが入った私は、マレーシアのクエをネット検索したところ、クエ・ラピスというお菓子が引っ掛かりました。

しかし、生菓子のため日もちがせず、日本で味わう方法は「日本のマレーシア料理店のシェフにおねだりするか、日本でマレーシア人の友人をつくって、その人に作ってもらう」ことぐらいしかないことがわかり、ハードルの高さを感じていていたところ、マレーシアのクエが習える料理教室が東京で開かれるという記事が目に飛び込んできました。

それが、なんとその記事を見つけた翌日の料理教室。

直前すぎて参加できないかもしれないと思いつつも、駄目元で問い合わせてみたところ、運良く滑り込みで参加できることになりました。

「マレーシアごはんの会」のその料理教室が、私のマレー菓子との出会いでした。

そして、マレーシアのクエが習える料理教室というのは、常に開催されているようなものではなく、マレーシア在住のプロの料理人の先生を特別に招いて開催された、非常に貴重な機会だったのです。

 

さて、そちらで習ったクエの1つが、表題のトゥプン・タラム。別名クエ・タラムといいます。

クエとは、現地の言葉で”お菓子”の意味だそうです。

トゥプン(Tepung)は小麦粉、タラム(Talam)はお盆やトレーの意味。

トレーに生地を流し込んで蒸すお菓子です。

 

1日カフェでお出しするのは、トゥプン・タラムの黒糖味。

下の層は黒糖の程よい甘さ、上の層はココナッツミルクの塩味となっていて、一緒に食べると甘じょっぱさが絶妙な、日本の「ういろう」のような、もちもちとした食感のお菓子です。

マレーシアのクエは、前述したようにだいたいのものが生菓子で日もちがしないため、特にこのような蒸し菓子を日本で食べられるお店は非常に少ないと思われます。

そういった意味でもかなりレアなお菓子です。

この機会に是非ご賞味ください♪

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